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目次

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生理不順

症状・原因・対策

症状

hana01.jpg月経周期は人によって異なり、また毎月一定しているわけでもありませんが、おおよそ25日から38日とされています。しかし、この周期が短くなって24日以内に月経を繰り返したり、逆に39日以上間隔が空いたりすると生理不順と判断されます。ひどい場合には月経の間隔が3ヶ月以上空く「無月経」の状態になることもあります。また、月経期間は通常3日から1週間程度ですが、それ以上長く続いたり、反対に1日程度で終わってしまうような場合も生理不順であると言えます。


原因

生理不順はホルモンバランスの異常によって生じます。ホルモンバランスを崩す大きな要因は、ストレスです。ホルモンの分泌をつかさどる脳の視床下部は自律神経の中枢としても働いているため、ストレスを感じるとすぐにホルモンバランスに影響が出ます。また、過激な運動や過激なダイエット、過食症や拒食症も同じく視床下部に悪影響を与え、生理不順や無月経の原因になります。

対策

hana03.jpg生理不順は、ストレスが除かれたり過激な運動や過激なダイエットなどをやめれば治ることがしばしばです。しかし、忙しい生活を送っていて常にストレスが絶えなかったり、体質的にホルモンバランスが安定していないような場合には、漢方薬やホルモン剤の投与による治療も行なわれます。さらに、低用量ピルをホルモン剤として用いることもできます。低用量ピルを服用すると、月経周期が28日に固定されます。

生理痛

症状・原因・対策


症状

hana01.jpg月経時に下腹部や腰が痛くて歩くのもやっととか、夜も眠れない、つらくて倒れそう、という人がいます。月経時の多少の重苦しさや不快感は誰にでもありますが、このように通常の生活に困難をきたすほどの痛みや不快感があるなら、それは月経困難症です。

原因

成長期に見られる生理痛は、子宮がまだ十分に発達しておらず、子宮の入り口が狭いために月経血が通りにくいことが原因です。これは成長に伴って解消されます。大人の場合には、子宮筋腫や子宮内膜症が原因である場合がありますので要注意です。また、そうした病気がなくても、冷え、ストレス、ハードワークなどが生理痛の引き金になっていることもあります。

対策

hana03.jpgまずは、病気が隠れていないか婦人科を受診すべきです。病気がない場合には多くの場合鎮痛剤が処方されます。「薬に頼るのは良くない」とかたくなに鎮痛剤を飲まない人もいますが、生理痛を感じる数日間用量を守って服用する分には何の問題もありません。市販の鎮痛剤も同じです。病院によっては漢方薬を処方してもらえます。漢方薬は女性の冷えや血液の巡りの悪さを改善する点ですぐれた実績があります。また、低用量ピルを生理痛対策として服用する人もいます。低用量ピルにはホルモンバランスを整え、生理痛を軽減する効果があります。


子宮筋腫

症状・原因・対策

症状

hana01.jpg子宮内部の筋肉内に腫瘍ができた状態が子宮筋腫です。子宮筋腫は良性の腫瘍ですが、排尿障害、生理痛や生理不順といった月経異常を引き起こすことがあります。また、腫瘍が大きくなると周囲の臓器を圧迫するため、腰痛や神経痛を引き起こします。不妊や流産の原因になる場合もあります。しかし、子宮筋腫にはほとんどの場合これといった自覚症状がなく、気付かずに生涯を終える人も少なくないようです。

原因

子宮筋腫の原因ははっきりと分かっていません。ただ、思春期前の女性にはほとんど見られず、閉経期になると筋腫が小さくなることから、子宮筋腫の発生と成長には女性ホルモン(エストロゲン)が関わっていると考えられています。また、女性の結婚年齢の上昇と共に初産年齢が上がり、生涯での出産回数も減っていることから、女性が妊娠していない期間が長くなっており、これが原因のひとつとも考えられています。子宮付近の血流障害も筋腫ができやすい要因です。

対策

hana03.jpg血流の悪化が筋腫の発生や成長に関係していると思われるため、冷えや同じ姿勢をとり続けること、窮屈な下着などで体を締め付けることは避けたほうが良さそうです。血流の改善に良いとされる食品を多く摂るようにし、動物性タンパクの摂り過ぎは避けましょう。検査で子宮筋腫が見つかっても、何も症状がなく腫瘍があまり大きくなければ、特に治療せずに経過を見るだけのことがあります。閉経期が近い人なら、薬で閉経状態にして腫瘍が小さくなるのを待つという治療法があります。筋腫が大きくなり、他の部分に悪影響が出てきているのなら手術が必要です。

子宮内膜症

症状・原因・対策

症状

hana01.jpg生活に支障をきたすほどの激しい月経痛を訴える人がほとんどです。この場合、月経のたびごとに痛みが強くなり年々症状がひどくなっていきます。また、月経時以外の通常時でも下腹部痛や腰痛を感じることがあります。また、排便通や排尿痛を訴える人もいます。吐き気を感じる場合もあります。さらに、性交時に膣の奥が痛む性交痛を感じる人もいます。さらに、月経血が異常に多く月経期間も長い「過多月経」になることもあります。


原因

子宮内膜症は、本来子宮の内側にあるべき「内膜」が子宮外にできる病気です。子宮の内部を覆っている子宮内膜は、妊娠しなければ月経時に血液とともに体外へ排出されます。しかし、何らかの原因で子宮の外に内膜が出来てしまった場合、月経時になってもそれを排出する出口がないため体内にどんどん溜まっていきます。子宮内膜症は今から100年ほど前に初めて発見されましたが、いまだにその原因は分かっていません。

対策

hana03.jpg症状が軽ければ、特に治療をせず経過を見ることもあります。子宮内膜症の治療には、大きく分けて薬物療法と手術療法のふたつがあります。薬物療法は、閉経状態にする場合と妊娠した状態にする場合があり、どちらも病巣の進行を抑えることができます。ただし、再発の危険もあります。症状がひどければ手術が必要ですが、病気の進行や年齢などによって、病巣だけを切除するか、子宮と卵巣の病巣だけを摘出するか、子宮と卵巣そのものを摘出するかを選択しなければなりません。完治するには子宮と卵巣を摘出するしかありませんが、妊娠できなくなるほか、更年期の症状が出るというデメリットもあります。


子宮内膜炎

症状・原因・対策

症状

hana01.jpg子宮内膜炎で一般的なのは、急性子宮内膜炎です。この場合の症状には、不正出血、おりもの、高熱、下腹部の激痛や腰痛、排便・排尿痛、腰痛などがあります。子宮内膜炎が慢性化すると慢性子宮内膜炎と呼ばれるようになり、それほど大きな症状は出ませんが、生理不順や無月経になることがあります。これらとは別におもに閉経後に表われる老年性の子宮内膜炎もあります。老年性の場合は、おりものや下腹部痛が主な症状として表われます。


原因

子宮内膜炎は外性器から子宮へと細菌が侵入することが原因なので、外性器を清潔にすることで防げます。通気性の良い下着を着け、いつも陰部を清潔に保ちましょう。特に子宮内膜炎になりやすい出産後は、出血で陰部が不潔になりやすくなっています。面倒がらずにこまめに洗い流すことを心がけましょう。また、定期的に月経があれば子宮内での菌の繁殖を防ぐことができます。月経が不順であるなら、ホルモン剤や低用量ピルで月経周期を一定に保つようにしましょう。治療としては、原因となっている菌に合った抗生物質が使用されます。


対策

hana03.jpg子宮内膜炎は外性器から子宮へと細菌が侵入することが原因なので、外性器を清潔にすることで防げます。通気性の良い下着を着け、いつも陰部を清潔に保ちましょう。特に子宮内膜炎になりやすい出産後は、出血で陰部が不潔になりやすくなっています。面倒がらずにこまめに洗い流すことを心がけましょう。また、定期的に月経があれば子宮内での菌の繁殖を防ぐことができます。月経が不順であるなら、ホルモン剤や低用量ピルで月経周期を一定に保つようにしましょう。治療としては、原因となっている菌に合った抗生物質が使用されます。

子宮頸がん

症状・原因・対策

症状

hana01.jpg子宮頸がんの初期には自覚症状がほとんどありません。がんが進行すると、おりものが増えたり、不正出血や性交時の出血が見られるようになります。さらに進行すると、下腹部の痛みや性交痛、血便・血尿といった症状が表われます。


原因

子宮頸がんは、その名の通り子宮の入り口付近の子宮頸部にできるがんです。がんの中でもめずらしく、ウイルス感染によっておこります。子宮頸がんを引き起こす「ヒトパピローマウイルス」は男性の精液の中などに含まれており、性交によって女性に感染します。このウイルスに感染すると、子宮頸部の細胞が変化してがんになります。このため、性行動の盛んな10代から20代の女性に広がっています。
一方で妊娠・出産経験の多い40代から50代にも多く見られます。これは、出産時の物理的な刺激ががんの引き金になっているものと考えられます。


対策

子宮頸がんは性交によって感染するため、コンドームの使用によってある程度は防げます。ただし、子宮頸がんを引き起こすヒトパピローマウイルスは男性の生殖器以外の皮膚からも感染する可能性があるため、コンドームで100%予防できるとは限りません。hana03.jpg性交経験があればどんなに若くても発症の可能性があります。子宮頸がんは見えやすい部分にあり、発見も治療もしやすい病気ですから、子宮頸がん検診を受けておきましょう。子宮頸がん検診は、綿棒などで子宮頸部の粘膜をこすり取るだけで、痛みもなく1分程度で終わります。こすり取った細胞を顕微鏡で観察し、がんの有無を調べます。


子宮体がん

症状・原因・対策

症状

hana01.jpg初期から月経時以外の不正出血があります。この出血は月経に伴うものではなく、がん病巣からのものですが、月経不順と誤解しがちなので注意が必要です。また、水っぽいおりものが見られます。最初は少量ですが、進行すると、おりものに血やうみが混じるようになり、量も多くなります。特に閉経したのに不正出血がある、だらだらとおりものが続く、おりものに血が混じる、という症状があれば子宮体がんの疑いが濃厚です。人によっては激しい下腹部痛を伴うこともあります。


原因

子宮体がんは頸がんと違い、ウイルス性ではない普通のがんです。過剰に分泌された女性ホルモンが原因ではないかと考えられています。子宮内部の内膜にできるため「子宮内膜がん」とも言われます。50代から60代など、閉経後の女性に多く見られ、若い女性にはあまり例がありません。これは、閉経前であれば子宮内膜が毎月の月経ではがれ落ちるため、内膜ががん化していたとしても早期に体外へ排出され、がんが成長しないことによると思われます。


対策

不正出血を見逃さず、月経が規則正しく訪れるような生活を送ることが予防になります。また、低用量ピルの服用は子宮体がんの発生を抑えることが確認されています。子宮体がんの危険因子としては肥満・糖尿病・高血圧・高脂肪な食生活が挙げられており、日常の食生活を健康的なものに保つことも予防につながります。hana03.jpg40歳を過ぎたらリスクが高まってきますので、年に一度は子宮体がんの検診を受けておきましょう。治療としては、ホルモン剤の投与が行なわれます。症状が進むと子宮などを摘出する手術が必要になります。


乳がん

症状・原因・対策

症状

hana01.jpg乳房に固いしこりができます。良性のしこりに比べて表面がボコボコしていて固く、周囲との境界がはっきりしないのが特徴です。一般的には乳がんでは痛みを感じないとされますが、中には乳房に痛みを感じる人もいます。しこりが皮膚の近くにまで成長すると、皮膚の表面が引っ張られてえくぼ状のくぼみができたり引きつれができたりします。乳頭から血の混じった分泌物が出ることもあります。ほかに、皮膚の表面皮膚が赤く変色することがあります。


原因

乳がんの6から7割は女性ホルモン「エストロゲン」の影響を受けて成長すると考えられています。エストロゲンは排卵直後に分泌されるため、月経の経験が多い女性ほど乳がんリスクは高くなります。
ですから、①初潮年齢が早い②閉経年齢が遅い③月経周期が短い④出産経験がないという条件に当てはまる女性は要注意です。また、高脂肪高コレステロールの欧米型の食事がエストロゲンの過剰分泌に関係しているのではないかとも考えられています。このほか、血のつながった家族に乳がんの人がいるとリスクは高まります。


対策

乳がんの6から7割は女性ホルモン「エストロゲン」の影響を受けて成長すると考えられています。エストロゲンは排卵直後に分泌されるため、月経の経験が多い女性ほど乳がんリスクは高くなります。
ですから、①初潮年齢が早い②閉経年齢が遅い③月経周期が短い④出産経験がないという条件に当てはまる女性は要注意です。hana03.jpg
また、高脂肪高コレステロールの欧米型の食事がエストロゲンの過剰分泌に関係しているのではないかとも考えられています。このほか、血のつながった家族に乳がんの人がいるとリスクは高まります。

不妊症

症状・原因・対策

症状

hana01.jpg子どもが欲しいのに妊娠しないのが不妊です。健康な男女が避妊しなかった場合、1年以内で8割が、2年以内に9割が妊娠するとされています。このため、夫婦間に正常な性生活があるにもかかわらず2年経っても妊娠しない場合を不妊症と考えます。過去に一度も妊娠したことがないものを原発性不妊、過去に妊娠したことはあるがその後2年以上妊娠しない場合を続発性不妊と言います。単に「不妊症」と呼ぶ場合は原因を男女いずれかに特定せず、望んでいるのに妊娠しない夫婦の状態を指しています。


原因

不妊は男性に原因がある場合と女性に原因がある場合があります。その割合は男性が3割、女性が5割、原因が特定できないものが2割と言われています。男性に原因がある場合は、精子が少なかったり精子の活動する力が弱かったりというものです。女性に原因がある場合は、女性ホルモンが弱いために卵子が十分成長しなかったり、排卵が行なわれなかったりという排卵障害が最も多いようです。そのほか、卵管が詰まる卵管障害、子宮内膜の状態が悪く受精卵が着床しないなどの要因のほか、子宮内膜症などの病気が関係していることもあり、その原因は様々です。


対策

不妊症の治療には、夫婦そろって病院に出向き、原因を探るための検査をしてもらうことが必要です。
原因を突き止めれば、それに対応した治療を行なうことができます。男性が原因の不妊の場合は、ホルモン療法などで精子を増やし、活発にする治療が行なわれます。hana03.jpg女性が原因の場合は、その原因を探るためにかなりの時間と労力がかかることが予想されますが、多くの場合はホルモン療法や排卵誘発剤などが用いられます。


月経前症候群(PMS)

症状・原因・対策

症状

hana01.jpg排卵から月経が始まるまでの2週間ほど、特に5日前くらいから様々な身体的・精神的不調に悩まされます。身体的症状では、腹痛・腰痛・.関節痛・にきび・めまい・便秘あるいは下痢・乳房の張り・むくみ・体重増加・不眠・頭痛・吐き気・冷え・体のだるさなどが主な症状です。精神的症状ではイライラ感や不安感などがあり、怒りっぽくなったり気分が憂うつになり落ち込んだりします。集中力が低下し、物事を決断できなくなったりもします。月経が始まると症状がなくなるのが特徴です。


原因

月経前症候群には多様な症状があるため、そのはっきりとした原因は特定できていません。しかしながら、女性ホルモンのバランスが崩れることにより脳の視床下部が影響を受けて様々な症状が出るとの説が有力視されています。視床下部は自律神経をつかさどっており、また感情の中枢とも隣り合っているため、身体・精神両面に影響を及ぼすものと考えられています。別の説として、脳内物質が月経前に低下することが原因だとも考えられています。人を落ち着かせるエンドルフィンや幸せを感じさせるセロトニンといった物質は月経の前に低下することが分かっており、これが月経前に女性を憂うつにするのではないかと思われています。


対策

働きづめで疲労とストレスが溜まっているような女性には特に月経前症候群が強く出ることがあります。心と体を時折休めることが大切です。治療には、痛みには鎮痛剤、不眠には睡眠導入剤、イライラには安定剤など、それぞれの症状に対応した薬が用いられます。hana03.jpg体全体の機能を整える作用のある漢方薬が用いられることもあります。ひどい場合にはホルモン療法が行なわれることもあります。また、ホルモンの分泌を一定にしてくれる低用量ピルも月経前症候群の各症状を軽くします。

乳腺症

症状・原因・対策

症状

hana01.jpg乳房にしこりができ、月経前になると大きくなり、触ると痛みを感じます。しこりが動いて触りにくいのが特徴です。乳房に重い感じや圧迫感、不快感などを感じる場合もあります。人によっては激痛になることもあります。大抵はしこりが両側の乳房に同時に生じます。月経が終わるとしこりが小さくなり、痛みもやわらぐのが特徴です。乳頭から分泌物が出ることもあります。30代から50代の女性に多く、女性の6割がなるとも言われています。


原因

乳腺症は健康な女性に起きる体の変化であり、厳密な意味で病気ではありません。若い女性の乳房には乳腺組織が詰まっていますが、加齢と共に乳腺組織が脂肪組織に置き換わっていきます。月経の際には乳腺組織が張りますが、この張りが周囲の組織を圧迫して痛みを感じ、外からはしこりのように認識されるのです。月経時に分泌される女性ホルモン「エストロゲン」が乳房の張りなどをもたらしていますが、この分泌が過剰であると乳腺症になることが多いようです。


対策

乳腺症は良性のしこりなので、ほとんどの場合特に治療の必要がありません。しかし、万が一乳がんの可能性もありますので、乳房にしこりがあったら一度病院で検査を受けておいたほうが安心です。hana03.jpg乳腺症であるとわかったしこりは、特別に強い痛みを感じなければそのままにしておいて問題ありませんが、「乳腺症の患者は乳がんになる確立が高い」という報告もあり、また乳腺症のしこりによって乳がんが発見しにくくなる場合もあるため、その後の経過には十分注意が必要です。

卵巣がん

症状・原因・対策

症状

hana01.jpg卵巣はとても小さな臓器で体の奥のほうにあるため、卵巣がんになっても自覚症状がないのが普通です。自覚症状があったら、がんは進んでいます。進行してからの自覚症状としては、おなかに水がたまって膨らんでくる、腹痛、膨満感、骨盤の痛み、便秘、頻尿などがあります。さらにがんが進むと胸にも水がたまり、息切れや呼吸困難、食事がのどを通りにくいなどの症状が出るようになります。卵巣がんはリンパ節に転移しやすく、首などのリンパ節が腫れてしこりのようになることもあります。


原因

卵巣は子宮の左右に位置するアーモンド大の臓器ですが、この表面に悪性腫瘍ができた状態が卵巣がんです。進行すると、卵巣が10から20センチ程度にも肥大化し、他の臓器などを圧迫します。卵巣がんの発生する原因ははっきりと分かってはいませんが、女性ホルモンのエストロゲンが関係しているのではないかと考えられています。40代から50代の女性に多く、月経を多く経験している女性がなりやすいとされます。ですから、初潮が早かった、閉経が遅い、妊娠・出産経験がないもしくは少ない、という条件に当てはまる女性は注意が必要です。遺伝的要素も大きいとされます。

対策

ある程度進行しないと自覚症状がなく自分で発見することが難しいことから、40歳を過ぎたら定期的ながん検診を受けるのが有効です。子宮がんの検診の際に併せて卵巣の検診も受けるようにしましょう。MRI、CT、PETなど体の外部からがん病巣を画像で発見できる装置が各地の病院で導入されていますので、活用しましょう。がんが発見された場合には転移や再発の可能性を考慮して、両方の卵巣を手術で取り除くことが少なくありません。hana03.jpgしかし両方の卵巣を摘出すると妊娠ができなくなりますので、年齢やがんの状況などに応じた適切な治療法を医師と相談しましょう。がんの発生部位や状況によっては抗がん剤など手術以外で対処できる場合もあります。


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